こいのぼりが大空でイキイキと舞っている。
五月は端午の節句。
男の子の健やかな成長を願って祝う習わしです。
端午の節句で私たちが昔からなじみ深いものというと、やはりこいのぼり
ですね。
真鯉や緋鯉が風に揺られて舞っている姿は本当に雄大な感じがします。
でも最近ではこいのぼりを見ることは少なくなりました。
私の田舎では男の子がいるお家では大体こいのぼりを掲げていましたから、
この時期にはどこでも見られたものでしたけども、今年見たこいのぼりは
今日のでまだ2~3回くらいではないでしょうか。
こいのぼりが掲げられなくなったのには、住宅事情や周囲の環境の事、
それぞれの家庭での個別事情など様々な事情があると思います。
また、子供の成長を願うのは当然だとしても、中には別にこいのぼりを
外に掲げなくてもいいのでは、という思いを持たれている方もいらっしゃる
のかもしれません。
昔は残念なことに幼くして亡くなるなることも多かったですから、こういう
ことにすがって祈念していた部分はあったと思いますが、今は成長して成人
になるのは普通の事だと思っていますから、必要性を感じないというのも
ありそうですね。
今では、代わりに家の中で飾るタイプのこいのぼりや兜の置物で済ませて
いる家庭も多いと聞きますから、ますます屋外でこいのぼりを見るのは
稀なことになっていくでしょう。
その流れは止めようがないんでしょうけど、こいのぼりはその家庭だけ
ではなくて、周りの人もその願いに思いを馳せれるというのがいいんじゃ
ないかなぁと個人的には思うのですが‥‥。