屋久島に警報が出ていなくても、行動を自重すべき時はあるのでは。
先週末、鹿児島県屋久島で “ 想定外 ” の大雨が降って、三百人を超える
登山客が取り残されました。
幸い誰一人として遭難者も出さずに無事救助されて大変良かったと
思いますが、それと同時にやはり自然を甘くみると大変なことになる、
と教えられた気がしました。
テレビの報道などを見ていると登山客は早朝に出ていて、有名な縄文杉
まで登って、降りてくるというコースだったようですが、登山開始から
縄文杉に着くまでには、雨が降っていたとはいえ問題のない状況だった
ようです。
それが一変して午後から大雨となって下山途中の道で何か所も土砂崩れが
起き、麓まで降りられなくなってそのまま途中に宿営したということ
らしいです。
昨年、大きな被害を出した西日本豪雨でも、“ 想定外 ”という言葉は
よく用いられましたが、もう想定外のことが普通に起きる時代だと
認識すべきですよね。
変に知識や過去の成功体験を持ち出して、“ このくらい、この程度 ” と
枠をはめるよりも、災害関係においては、常に最悪の状態を考えていった
方がいいと思っています。