最近見掛けた「ZOZOTOWN」に関するネットニュースの中で、その運営会社の給与体系が実に興味深い。
先日、ネットニュースの中で何回か目にしたのが、
ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」に関するもので、
じつに興味深い内容でした。
それは「ZOZOTOWN」を運営する「スタートトゥディ」
という会社の給与体系ついて書かれている件のところです。
給与は、従業員の基本給とボーナス給は皆一律で、
違うのは役職給だけというもの。
他の社員を出し抜くには、上司に気に入られるにはと考える
のではなく、お客様をどうしたら喜ばせれることができるかを
考えて欲しい、ということからそんな給与体系になっていると。
非常にシンプルだし、個人的にはすごく良い給与体系だと
思いますね。
先ず理由の一つは、過剰な社内競争を排除していること。
今は成果主義と称して、他人を蹴落としてでも自分の成果を
出すことに躍起になっていることが多いので、このスタイルで
会社の業績が伸びていれば云うことないと思いますね。
二つ目は、先ほどにも関係していることですが、社内の他の
従業員に目が向かない分、お客様に目が向いていること。
スローガンとか口癖ではそういう類のことはよく出てきますが
実態とかけ離れていることは結構多いように感じています。
企業ではないんですが、官公庁が補助金を出してくれるイベント
なんかではよく、この真逆のことがしょっちゅう起きています。
企画書を提出する時、パンフレットやポスターを作成する時、
先ほどの案内物を配布する時、などなどほとんどのシーンに
おいて、お金を出してくれる方へ顔を向けていて、お客さんに
顔が向いていないことが、これまたかなり多いです。
それから、総務部の負担もかなり減っているんじゃないかなと
推測されます。
細かい給与体系は必要ないし、それを反映させるために
従業員一人一人の細かい査定も必要なくなると思うので。
やっぱり業績を伸ばしている会社というのは、
偶然じゃなくて何か理由がありますよね。
「スタートトゥディ」の場合は、しっかりとお客様の方を
向いていて、それがちゃんと仕組みとしてできてるから
今の好業績に繋がってるんですね。
お見逸れしました。