今秋11月に発売される予定の「分数ものさし」には、考えや想いが詰まっている。
昨日のネットニュースに「分数ものさし」が商品化される
という記事が載っていました。
当時5年生だった少年が自由研究で「分数ものさし」を
作ったという内容でした。
早速、多くの方々から「素晴らしい」などと称賛されていたり
或いは反対に「分からない子には結局理解できない」といった
やや批判めいたコメントも寄せられています。
「分数ものさし」の商品としての良しあしは、算数とか苦手だった
私には判断できるものではありませんが、友達に分数の通分を
教えようと思った時に手頃なツールがなかったから、自分で
考えてみたという、その動機や発想、実際に作ってみる行動力は
称賛されてしかるべきだと思いますね。
大人の世界では、手っ取り早く、やり方さえ教えてもらったら
それでいいという風潮があります。
ちゃんと理解せずにただ云われたことだけをやるというのは、
仕事でも趣味の世界でも何でも、良く見受けられる光景だと
思っています。
少年は、問題の答えを教えようとしたのではないし、
解き方だけを教えようとしたのでもない。
あくまで、理解してくれるようにあの手この手を考えていたに
過ぎないわけでね。
そういう点では、「ホントにすごいなぁ~」って、
心底思いますし、なんか少年に教えられましたね。