台風3号が過ぎていってからがメッチャ凄かった。あの「線状降水帯」ってのは、えげつないね。
先日、九州や四国、和歌山県に上陸した台風3号は
5日朝には日本の東海上に抜け、温帯低気圧になって
ひとまず事なきを得たはずでした。
しかし、梅雨前線の影響で福岡県南部の朝倉市周辺や
大分県日田市などの地域に非常に激しい雨が降り
甚大な被害が出てしまいました。
朝倉市では5日のたった1日で516mmもの雨が降るという
通常では予測できない、とんでもない天気になってしまいました。
その大きな理由の一つに「線状降水帯」が発生した
ということが挙げられています。
この「線状降水帯」とは何か?。
線上に伸びた地域に、積乱雲が次々と発生して帯状に
連なる現象で、数時間にわたり同じ場所に停滞し
猛烈な雨を降らせ続け、その規模は幅20~50キロメートル、
長さ50~300キロメートルにも及ぶもの。
過去に起きた集中豪雨の多くには、この「線状降水帯」が
発生していたとされているようです。
それにしても、「線状降水帯」は恐ろしいですね。
ひとたび発生してしまうと、何時間も居座ってしまうので
どうしても被害が出てしまいがちです。
メカニズムは分かっていても、事前に予測するのは難しい
らしいので、避難情報が出たら速やかに非難して、
身を守るしか方法はないのかもしれません。
今回のような災害が起こる度に、自然の力は凄まじいものが
ありますし、所詮人間は逆らえるものではないなと痛感しますね。