2017年6月3日放送のNHK「ブラタモリ」は倉敷が舞台。美しい街並みは、豪商(商人)の力によって守られ残されたものだった。
今日の午後7時30分からNHKの「ブラタモリ」倉敷編が
放送されました。
テーマは、‟ なぜ美しい街並みが倉敷に!” というモノでした。
倉敷が発展したのには、先ず以て豪商(商人)の力が
大きかった、ようですね。
そしてまた、その豪商たちが思う存分力を発揮できたのは、
ここ倉敷が幕府の直轄地ー ‟ 幕領 ” だったことが大きく
影響しています。
‟ 幕領 ” は城下町ほど大きくなく、武士も少ないから、
倉敷の町を支配するにはどうしても商人の力を借りざるを
えなかったので、商人たちは自由に商売ができていた
という背景があったんですね。
それから、倉敷の町が拡がる大きな要素として、
新田開発があげられます。
昔は倉敷の大部分が遠浅の海でしたが、そこを開発して
新田にしたのも、商人たちでした。
その後の美観地区の古い建物などの保存にも商人たちの
働きがあって、現在の美しい街並みが残されたんです。
偶然に発展していったというのではなくて、
やはり必然性があったということですね。
とはいっても、今日の内容はちょっと物足りない
感じがしました。
驚きが少なかったのか、番組全体のストーリーがいまいち
だったのか、或いは発展した理由がシンプル過ぎたのか
その理由は分かりませんが、ちょっと盛り上がりに欠けて
いたように思います。
もっと、‟ 違う切り口 ” があったんじゃないかな、とね。