惜しかった、じゃぁすまされないよ。
18日に横浜国際総合競技場で行われたクラブW杯決勝は、
レアル・マドリードが4:2で、鹿島アントラーズを下して優勝。
スコアから見れば、順当な結果と云っても不思議ではないけれど、
あそこまでいったんだったら、もうちょっとうまくやっていたら、
ひょっとして勝てていたんじゃないかなと思わせる試合だったと思う。
最初、前半早々に先制されて、そこから逆転して、
同点にされて延長で点を入れられて負けた訳だけど、
十分賞賛に値する戦いだった。
それだけに残念だし、勿体なかったなぁと。
もうちょっとで、番狂わせを起こせたのに。
そうなれば、もっとセンセーショナルなニュースとして、
世界中を駆け巡ったのに、と。
でも、その” ちょっとの差 ” が、実はデカいんだよね。
勝つチームというのは、最後の最後のちょっとしたところで
違いを作り出すからね。
例えば、トラップ。
Jリーグの試合なんかでは、トラップがルーズで、
ボールが少し流れて止まることが多いように感じている。
ボールは取られてはいないからイイのかもしれないけど、
プレッシャーのない状態でそうなのだから、
プレッシャーがかかった局面では、うまくプレーできない
ように思う。
またパスにしてもそう。
ただ漠然とパスを出しているのと、この場面だと相手の右足、
ここでは左足と決めて出しているのとでは、全く変わってくる。
そういったディテールにもこだわっていかないと、
” ちょっとの差 ” はいつまでたっても
埋まらないんじゃないかと思う。
それを埋めていくのは、
意識して取り組む日頃の練習しかない。
” ちょっとの差 ” を埋めてくれる魔法の杖なんて、
どこを探したってないんだから。