たまに熟読、ときにナナメ読み視聴、ウェブニュース。

日々流れてくるインターネット上のニュースの気になった点や、そこから想像力を働かせたことなどを中心にして紹介していきます。

オリジナルなものを作り出すことこそ、面白みがある。

 

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まとめサイトの盗用」について書かれていた記事が
気になったので、紹介します。
《 withnews 12/11(日) 7:00配信 》より。


ブログを書いていると「何かいい写真はないかな」とか
探すことはあります。

その時に気を付けないといけないのが、無断転載とか無断盗用。

著作権法に抵触するので、他人の写真や文章などの著作物を
勝手に無断で使わないように気を付けています。


でも、「引用」という形は認められています。

それは、本文と明確に括弧や注釈などで区別されているとか、
あくまで引用部分は質・量ともに本文とは従の関係になっているとか、
どこからの引用なのかが明記されていることなどの条件が全て揃って
はじめて引用できるもので、「あくまで条件付き」ということで。

安易に出典さえ明記しておけばOK、というものでもないので、
「引用」に関しても、慎重に取り扱う必要がありますね。


このような安易なインスタント的な行動の、似たようなものに
「まねる」という事があります。

稽古事・習い事とか師匠から弟子への伝承とか様々な場面で
「まねる」ことは必要なことで、とても大事なことであります。

モノづくりの技術、姿勢や物事への取り組み方という部分においては、
「まねる」ことから始めないといけませんよね。

それには異論の余地はないはずです。


しかし、何事も「安易に」「手っ取り早く」と考えてしまうと、
この「まねる」という行為も変わってくるんじゃないかなと
思っています。

私の身近な、陶芸を楽しんでおられる人達の中では
こんな話がよく聞かれます。

「すぐ人の真似をする。」


どういうことかというと、まず何を作ろうかと考えた時に
雑誌や本等を購入して、或いは美術館などに見に行って、
「今度は、こんなのを作ろう!。」と決めて、実際に作ってみて、
廻りの評判なんかが良かったりしたら、その周りの人たちが何にも考えずに
「今度、コレつくろう。」「どうやって作るん?。」と言ってマネをする、
ということなんです。


最初に雑誌や本等を購入した人は投資をしていますし、時間をかけていますし、
それにちゃんとできるかどうかもわからないリスクも負っていますけど、
あとの真似する人は何も使っていなし、負っていないんですね。

なので、マネされた人はスゴイ不満が残っています。

どこかに、無意識のうちに、” 自分さえよければ ” という意識が
働いているんではないかと思うんです。

先ほどの例でも、もう少し相手を思いやって接した上であれば、
真似された人の不満も小さくなるんじゃないかなと。


陶芸作品を作る、文章を書く、絵を描く、曲を作るなどの創作行為は
オリジナルなものだからこそ、オモシロイんであって、
マネていたらつまらなくなるだけです。

無断盗用や無断転載もどこかしこで見てくると、だんだんと
” 単なる羅列 ” にしか見えてこなくなるので、結局つまらないものに
なっているような気がします。